2009-10-17 やっぱり梁はえらいのだ。 作業のこと キッチンのリフォームで伺ったお宅。 古民家再生で、見事に蘇っていました。 玄関の中に入って目に飛び込んできたのは、 圧倒的な力強さを持つ、黒光りした梁でした。 太さ2尺はあろうかと思われる巨梁が複雑に組まれ、この家を支えているのだ。 チョウナの削り痕がキラキラと光って、大工の息遣いまでも感じられる。 それは、彫刻という芸術である。 今では、いろいろな素材・工法があり、その中から選択される。 しかし当時の大工は、当たり前のことを淡々と愚直にやっただけなのだろう。