木工の現場

アナログ木工の日々

耐震ラッチ


造作家具では、現場での建てつけ調整ができるので、ほぼ全てスライド丁番を使います。
この丁番はキャッチ機構があるので(扉をある所まで閉じると閉まる力が働く)
ちょっとした揺れでは扉は開きません。
重いものが入っていて、中で倒れて扉を押して開く場合や
強い揺れの方向によっては、開くこともあります。
3.11の地震で、我が家の扉はどこも開きませんでした。 

今製作している収納棚で、使っている耐震ラッチは、揺れを感知するとフックがかかり開くのを防止するものです。
揺れが収まると普通に開けることができます。

中にビー玉のような物が入っていて、それが揺れで穴から外れるとフックがかかる仕組みに
なっています。
これから、耐震ラッチは標準装備になります。
 
でも、家具を壁に固定しないと意味ないかもね。